WebGPUは何が変わる? 次のWeb表現を事業から考える
描画と計算の新しい選択肢を、対応環境と用途から見ます。
海外のWeb開発の話では、WebGLと並んでWebGPUが登場します。新しい技術を取り入れるとき、事業側では「今のサイトの何が変わるか」から考えると判断しやすくなります。
Chromeの開発者向け資料では、WebGLが描画のシェーダーを扱うのに対し、WebGPUはコンピュートシェーダーも扱えると説明しています。描画に加えてGPUを使う計算の選択肢が広がる点が、技術上の違いの一つです。
表示したいものから、方式を選ぶ
細かな商品の構造を見せたい。多数の要素を動かしたい。計算結果を画面上で比べたい。こうした用途を具体化すると、必要な表現と処理を整理できます。
ただし、新しい方式へ移せば、すべてのサイトが速くなるとは決められません。扱うデータ、端末、ブラウザー、処理の内容に合わせて確かめます。
対応しない環境も入口に含める
three.jsのWebGPURendererは、WebGPUが利用できない場合にWebGL 2へ切り替える構成を公式に説明しています。使うライブラリーの仕組みに加え、自社で必要な機能が別の方式でも動くかを確認します。
画面が表示できない場合には、写真、文章、別の操作へ案内できるようにします。初めて訪れるお客様の環境は、一つにそろっていません。
今すぐ使う部分と、検証する部分を決める
事業サイトの料金、問い合わせ、購入の入口は、読めて使える状態を優先します。その上で、3Dや計算の表現を追加し、理解しやすさと表示の負担を比べます。
neneでは、海外の公式資料を読み、用途に合わせて取り入れる範囲を考えます。現在のWebGL実装と、WebGPUの技術検討は分けてご案内します。WebGPUの顧客導入実績を示す記事ではありません。
新しい技術を、自社で必要な体験へつなげる。そのための小さな検証から始めたいと思います。